いまの歯医者さんに出会ったおかげで歯医者さんがこわくなくなった者です。しかし親不知を抜歯することになり、わたしがこわかったのは歯医者さんではなく抜歯だったのだと思い知らされました。小さい頃のトラウマのせいだと思います。当時の歯医者さんは、どこもこわくて…乳歯だし容赦なく麻酔なしでぽんぽん抜かれたのです。歯医者さんがペンチを持ってニヤニヤと近付いてくる、あの恐怖が頭から離れず、いまに至ります。アラフォーのおばさんが、本当にお恥ずかしいのですがあまりにもこわくて『先生、こわいです!』と言ってしまいました。奥歯の抜歯は耳の近くなので、かなり大きい音がすると後で知りました。知らなかったので、すごい恐怖でした。気付いたら、助手のお姉さんが手を握っててくださっていました…冷静になってみると非常に恥ずかしいのですが、すごくすごく有り難かったです。丁重にお礼を言って帰りました。そして今日、もう片方の親不知も抜歯してきました。経験があるとはいえ、やはりこわくて…前回よりも何だか痛く感じてしまい、いい年して半泣きでした。しかしやはり、痛みよりもこわさのほうが上なんですよね。助手のお姉さんが何と前回と同じかたで、いろいろ気遣ってくださりまた手を握ってくださいました…申し訳ないったらないです。